胃潰瘍や十二指腸潰瘍を患っている人の80~90%がピロリ菌に感染していることが分かっています。
これらの病気は治療をしても、ピロリ菌の除菌をしていないと1年後にはかなりの高確率で再発することが分かっています。
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最新インタビュー
胃潰瘍や十二指腸潰瘍を患っている人の80~90%がピロリ菌に感染していることが分かっています。
これらの病気は治療をしても、ピロリ菌の除菌をしていないと1年後にはかなりの高確率で再発することが分かっています。
専門医インタビュー
インデックス
消化器がんの早期発見(前編)
2017-10-10
消化器がん治療の専門医
富田凉一 先生
消化器とは食べ物の消化や吸収を担う臓器で、食道・胃・小腸・大腸・肝臓・胆道・膵臓などを指します。これらの消化器にできるがんは悪性腫瘍による死因の上位を占めており、男性では2位が胃がん、3位が大腸がん、女性では1位が大腸がん、3位が胃がんと報告されています。
消化器がんの早期発見(後編)
2017-10-20
消化器がん治療の専門医
富田凉一 先生
消化器がんの早期発見(後編)は、消化器がんのなかでも特に早期発見が難しいとされる、食道がん、肝臓がん、膵臓がん、胆道がんについて引き続き詳しくうかがっていきます。
がんの化学療法(前編)
2018-2-5
がん治療の専門医
柴田昌彦 先生
がんの治療法には主に、手術(外科治療)、化学療法(抗がん剤治療)、放射線治療の3つがあります。なかでも化学療法は、近年の目覚しい進歩により、手術後の再発を抑制したり、がんの進行を遅らせたりする効果が飛躍的に高まっています。今回はがんの化学療法、免疫療法にお詳しい柴田昌彦先生(福島県立医科大学)に、がん患者の増加にともなう社会状況の変化、また、化学療法と免疫療法の現状についてお話をうかがいました。
がんの化学療法(後編)
2018-2-10
がん治療の専門医
柴田昌彦 先生
後編は、今後がんの補助療法の選択肢を広げるのではないかと注目されている「免疫療法」について、引き続き柴田先生にうかがいます。その名称から誤解を受けることも多い免疫療法の「正しい知識」を、分かりやすくお話いただきました。
生活習慣病と合併症
2018-3-20
循環器病の専門医
山田健史 先生
患者数が年々増加の一途をたどっている生活習慣病。その代表である高血圧、糖尿病、脂質異常症などは、二つ以上を併発している患者さんも少なくありません。また、他の深刻な病気の入口になることも生活習慣病の恐ろしいところです。
今回は循環器病の治療がご専門の山田健史先生に、「心臓や脳などの重篤な病気につながっていく生活習慣病」という観点から、その予防法、治療法に関するアドバイスをうかがいました。
ピロリ菌除菌による胃がん予防
2018-7-20
消化器外科の専門医
小豆畑丈夫 先生
40歳以上の日本人の半数以上が感染しているといわれる「ピロリ菌」。人の胃の中に住む細菌ですが、近年の研究により、この菌が胃がんや胃潰瘍などさまざまな病気の原因になっていることが明らかになってきました。
そもそも、ピロリ菌とはどのような細菌で、私たちの健康にどのような影響を及ぼすのでしょうか。また、どうすればピロリ菌を除菌できるのでしょうか。約20年にわたりピロリ菌の除菌治療に取り組んでいらっしゃる小豆畑丈夫先生にうかがいました。